第一章「あの日のボクへ」

第十二話 何に向かう「一歩」であれば今までとは違うのか

「一歩踏み出す」 コツが、少しわかってきた。 今までとは確かに違う。 これまでも、人生の中で何度も「最初の一歩」はその都度必死で踏み出してきた。 しかし、その一歩のほとんどは、本当の欲望にブレーキをかけた苦渋(時には屈辱)の一歩だった。 クライ…

第十一話 自分次第で世の中が違って見える

画材店を訪れるのは何十年ぶりだろう。 ボクは不登校の頃、絵を描くことに没頭することで、つらさから逃れていた記憶がある。 大学の頃も、しばらく絵を描いていた時期があるので、恐らく画材店は約30年ぶりということになるだろうか。 今回画材店を訪れた…

第十話 夢が教えようとしていること

またか。 国家試験の夢、病院に勤務している夢を今でも繰り返し見る。 今朝もその夢で起きて、胸にモヤモヤしたものが残った。 新しい勤務先の病院を探しているのだ。 事務長さんが親切に手伝ってくれて少しホッとしている夢。 できればこういう夢はもう見た…

第九話 朝起きたらなぜか緊張しているのだ

第九話 『貯金型思考』と『投資型思考』 (自分から『医者』を取ったら何も残らない。感情を麻痺させてきたために欲求が麻痺している・・・)何をしたいのか、「自分」がわからず戸惑うボクの一方で、妻はどんどん行動していく。 この対照的な姿が、読み始め…

第八話 社会や組織に適応しない人に秘められたエネルギーと才能

第八話 5月に入って。本の出版から2か月がたった。 この頃から妻が動き出した。 本というのは、初速といって、出版直後の売れ行きの勢いが重要であったり、刊行後、3か月は店頭に置かれるが、動きがない本は返品される、そういう現実があるからだ。 それ…

第七話 父は妻と子どもを守ったか?

anohi.hatenablog.com 第七話 『感情』が身体に与える影響力に、改めて驚かされる。 からだのだるさも重さもない。 食事も普通にとれる。食欲が出て、喉や胃のあたりの違和感も消化不良もなくなった。 もちろん検査で身体に異常がないことがわかったからだし…

第六話 もう何も失いたくない

(あれ? やっぱりおかしい、やっぱり食べ物がのどにつかえる感じがする・・・) インナーチャイルド・ワーク(ワーク)をはじめてから1か月ほど経った頃から、食後に消化できていないと感じることや、食べ物がつかえる、食べ物を受けつけない、などの時があ…

第五話 56歳とぬいぐるみ

そうしてぬいぐるみを買った。 インナーチャイルド・ワーク(ワーク)で、ぬいぐるみを、幼かったボクに見立てて抱きしめるため。 その日からこのぬいぐるみは、“裕くん”と呼ばれている。 ベッドに置いたままボクが離れると、息子がわざわざボクのそばに連れ…

第四話 『思考』と『感情』

「怒ることはよくない」 「感情をあらわにするものじゃない」 「わがまま(自己主張)言ってはだめ」 そういう教えが人間の心を歪ませる。 『感情』をコントロールするために『思考』を稼働させる術が身につく。 『感情』をコントロールすることが、後々どの…

第三話 『人生の選択』

人生では節目節目でいろんな選択をする。 その時に自分の心に従った選択をするのが幸せの条件だと今ならわかる。 僕は自分の心に従った自分のための選択をしてこなかった。 全てが医者になるためのレールに自分を乗せる選択だったのだ。インナーチャイルド・…

第二話 一緒に遊ぼう ~古宇利島へ~

初回のインナーチャイルド・ワークを終えた後、ボクは息子に説明とお願いをした。 裕くん(中学3年のボク)においでと言ったこと。 息子がいろいろ教えてくれると言ったこと。 裕くんも行きたいと言ったので、今日から仲間に入れてほしいということ。 息子は…

第一話 『記憶』

消えない不安や恐怖・罪悪感は、過去のトラウマにある。そのトラウマを解消するには“思い出す”ことである。 そうは言っても、ボクには本当に幼少期の記憶がなく、小学生の頃の記憶もわずかしかない。 しかし、私が味わってきた不安や恐怖・罪悪感は、ないは…