【結婚】『自分優先』の生き方は『家族優先』でもっと良くなる

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人の目や意見、空気・雰囲気、ペース、圧力に影響され、

自分のことより相手や周りに合わせて生きること

他者優先の生き方』とします。

 

一方で相手や周りに惑わされず、

自分の気持ちや意志を最優先にして生きること

自分優先の生き方』とします。

 

どちらで生きるのが楽でしょう。

どちらで生きていきたいですか。

“自分を持っている人”“自分の意志を貫ける人”を羨ましく思う一方で、そうすることの難しさも実感するのではないでしょうか。

 

「社会の声」と「心の声」

人はひとりでは生きていけないんだよ

心を開いて誰とでも打ち解け合えなければならない

人や周りに合わせないと何事もうまくいかないよ

 

後者を選ぶと聞こえてきそうな「社会の声」

 

それに対し、

ごまかしがきかない人は、物事を深く考え、意識は真実に向かいます

なので、上記のような社会の声にも、心が「うん」と言いません

それが葛藤であり、生きづらさです。

 

欲求や感情を閉じ込めた分の反動

他者優先の生き方』をしてきた人たちは、自分の欲求や感情が取り残されて、自分の欲求や気持ちに気づいてあげられなくなってしまっています。

また、欲求や感情を閉じ込めやすく、閉じ込めた分の反動で、それを吐き出す方向へと働くために、自分の思いや我を通そうとするなど、『他者優先の生き方』をしてきた人たちほど、「自己中心的」な振る舞いになったり、キレてしまったりしがちなのです。

 

心の自己主張 

ひとりで生きていくわけではない。ただボクは、選ぶことが必要なんだ

心を開く相手はわたしが選ぶ。相手に感じる違和感にふたをしてつき合うのは自分にも相手にも不誠実ではないか」

「打ち解け合わなければという観念に縛られ、できないことで罪悪感を抱えてしまう。そんなの心がダメになる

はっきりした意志や目的を共有できる人や物事であれば、自然と協調できると思う。そうでなければ無理に合わせることでつらい思いをする

 

と、心は言いたがります。

 

 

マイノリティ(少数派)は「生きにくい」?

こういう、『自分優先の生き方』、今の時代よく見聞きするようになりましたし、それを選んでいる人も結構いらっしゃるのではないかと思います。

 

社会全体で見ると、「自分勝手」「常識はずれ」と見られがちなところもあり、まだまだ少数派の部類と言えます。

ですから、良い意味での開き直りができていなければ、いろいろと「生きにくい」と感じることも多々あるとは思うのですが、少数派が増えるのは非常に良い傾向だと思います。

 

守るべきものは『自分』から『家族』へ

そこで思うことがあります。

ここからは、“『自分優先の生き方』をしている自分”をイメージして読んでいただければと思います。

 

多くの人は結婚をします。

子どもが生まれると家族が増える。

守るべきものが『自分』から『家族』へと拡大する

すると、『自分優先の生き方』にメンテナンスが必要になってくる。

つまり、

『自分優先』から『家族優先』へのシフトチェンジが必要だということです。

『家族』というのは、自分伴侶子ども、この核家族で捉えます。

“自分が選んだ家族” 水入らずです。

この『核家族』を最優先にするのです。

しかし、家族となると、それぞれに気質・感受性・気持ち・考え・希望があって、それぞれ違うこともたくさんあります。

家族が増えれば増えるほど、それをまとめるのは難しくなりますよね。

 

「嫌だ」と言われたら困ることと向き合う

休みの日の過ごし方

実家との関わり方

学校や地域の行事への参加

引っ越し(転校)

親の就職や復職、転職

 

などなど。

どれも、誰かひとりが「嫌だ」と言えば、リーダーは困ります。

でも、「嫌だ」を深く見てみると、そこには

人や周りを優先しようとすることで失う大切なことがある

というメッセージだったり、

それを選ばせられることで、ボク(や家族の誰か)がダメージを受けてしまうんだ

などという心の叫びがあったりします。

 

あたたかい家族の絆

だから、どんな意見もまずは、できるだけ受け止めてみる。

そして話し合う。

どの選択が『家族優先』になるかを見定めて決定する。

 

家族で決めたことは、場合によっては相手や社会の期待に沿わないこともあるから、貫くのが困難に感じることだってあるかもしれません。

けれど、その家族にとって必要な選択を貫こうと、家族がまとまることで、子どもや伴侶は「わかってくれている」「守ってくれている」という安心と信頼を抱きます。

それが『あたたかい家族の絆

だと思うのです。

実際に意識してみると、最初はとても難しいと感じるかもしれませんが、ぜひ、心のどこかに留めておいてもらえたらと思います。