- 対人関係における生きづらさの原因とは
- 感情を吐き出すことの重要性
- 敏感性の高さと傷つきやすさ
- 閉じ込めてきた負の感情を解放するには
- 敏感性が極めて高い人には、さらなる安心・安全な環境のグレードアップが必要
- 心が社会性を求めていない
- 多数派の人たちの中に生きる少数派のHSC・HSP
- 内向的
- 自分の気質を知るということ
- 少数派なりのコミュニティーをつくることで幸福度が高められる
- HSC・HSPの人たちが持つ才能や能力を発揮させるための職業とは
- さいごに
対人関係における生きづらさの原因とは
人間の生きづらさは、主に「不安定な愛着(愛着障害)」「子ども時代に受けたトラウマ」「子ども時代の関係性の中で生まれたストレス」が大きく影響していると考えられています。
この、トラウマ(心の傷)は、どのようにして生まれるのでしょう?
あるつらい体験をした時、その時に湧き上がった怒りや悔しさ、あるいは恐怖や悲しみなどの負の感情に対して、何の対応も取らなければ、外に吐き出されることなく、誰からも受け止めてもらうことなく、解消されずに、心の奥底に抑え込まれ、心の中にトラウマ(心の傷)として残ってしまうのです。
心の中に、その時の傷やそれに付随する負の感情が浮遊したままだと、その時のことを思い起こさせるかのように、その時と同じような関係性の再現・再体験が起こりやすかったり、その時と同じような関係性の再現・再体験が繰り返されたりします。
私は、これが対人関係における生きづらさの主な原因であると考えるのです。
感情を吐き出すことの重要性
そのためトラウマの回復には、消化されずに心の中に浮遊している負の感情が、心の中から外に解放されていくことが必要です。
時間をかけて過去を掘り起こしながら、その時の感情を拾い上げ、必要ならば、怒鳴ったり、わめいたり、思いっきり泣いたりすることで外に吐き出されることによって、その時の出来事が過去のものとなり、「時間とともに忘れていく」ことができるようになる。この『感情の解放』が、トラウマの解消のベースとなります。
私が行っているセラピーでは、子どもの頃から心に傷を負ったまま放置されている自分を回復させていく作業(インナーチャイルド・ワーク)を重視します。
過去(主に幼少期)のつらい体験があった年齢までさかのぼって、閉じ込めてきた負の感情の存在に気づき、その感情を感じ直すことから始めます。その時の感情を感じたら、ありのまま表現し、過去の感情を解放していきます。
これは、インナーチャイルドの声や体験、その時の気持ちをカウンセラー(セラピスト)と一緒に拾いながら語ってもらうことで、光にさらしていくというものです。
この、インナーチャイルド・ワークによる
①『感情の解放』のほかにも、
②『無力で自分を守る術(すべ)を持ち得なかった子ども時代に負わされていたトラウマの責任と、その時の感情の責任を本来負わなければならなかった相手に返すこと。返すとは、負わされていた責任をしっかりと自分から切り離すということ』、
③『生まれ育った環境や関係性の中で身につけた考え方や対人関係のパターンを、自分にとってプラスになるように変えていくこと』、
④『感情を適切に処理できるスキルを身につけること』、
⑤『感じたこと思ったことを自由に表現できる、上下の無い対等性・平等性が確保された安心・安全な環境に身を置くこと』
⑥『安心の基地をつくること。安心の基地とは、自分の考えや感情が否定されずに共感的に受け止められる安心感と、困った時は助けに応じてもらえる、味方になってもらえると信じることができる信頼感を備えた基地のこと』
などのテーマを主な課題として取り組んでいきます。
(子ども時代に受けたトラウマやトラウマ回復のためのセラピーに関しては、拙著『ママ、怒らないで。不機嫌なしつけの連鎖がおよぼす病』⦅風鳴舎⦆の第5~10章と巻末のセラピー・メモをご参照下さい)
心の中に閉じ込めてきた負の感情が、浮遊したままで過去のものとなっていないから、その負の感情が、トラウマの原因になったその時の相手と置き換わるような人を引き寄せて、そのことに気づかせるかのように、同じような関係性が再現(再演)され、繰り返されていたのです。
ですから一般に、閉じ込めていた負の感情の多くを解放することで、この関係性の再現が止まる(引き寄せがなくなる)ため、対人関係における生きづらさは解消されていくのです。
ただし、ここで生きづらさが解消されていくのは、敏感性が低いか、それほど高くない人の場合です。
敏感性の高さと傷つきやすさ
敏感性の高いHSC・HSPの場合、セラピーを施しても、本人が満足するだけの生きづらさの解消には中々つながらないのです。
敏感性の高いHSC・HSPは、細かいことに気がつき、ささいな刺激にも敏感に反応し、過剰に刺激を受け止めるため、疲れやすかったりして、それが生きづらさの原因になっていることがあります。
しかしそれ以上に、生きづらさを決定的にしているのが、傷つきやすさとトラウマです。
HSC・HSPは、生まれつき繊細で傷つきやすく、トラウマを重ねてしまっていて、しかも傷が深くなっていることが往々にしてあるのです。
敏感性が高ければ高いほど、その傾向が強くなります。
というのは、敏感性の高いHSC・HSPは心の傷を抱えると、過剰に敏感(過敏)になって、さらに傷つきやすくなるからです。
つまり、一旦トラウマを抱えると、些細なストレスに対しても過剰に反応するようになって、ストレスに対する抵抗力(ストレス耐性)は下がりますので、さらに傷つきやすくなって、トラウマを重ねていくという悪循環にはまってしまうのです。
この場合、敏感性が低いか、それほど高くない人の場合と違って、閉じ込められてきた負の感情が計り知れないくらいの量になっていることがあります。
※一般にHSC・HSPは、「内気」「引っ込み思案」「神経質」「心配性」「臆病」などと、ネガティブな性質を持った子・人として捉えられがちですが、それらは持って生まれた“先天的な気質”ではなく、育ちの中でつくられていった“後天的な性格”なのです。
そしてそれらの「内気」「引っ込み思案」「神経質」「心配性」「臆病」な性格というのは、過去におけるストレスやトラウマ体験が影響しているものと考えられています。
閉じ込めてきた負の感情を解放するには
そのような意味で、⑤の『安心・安全な環境』に身を置くことがより一層求められます。
今までのような、感情を抑圧せざるを得なかった環境や関係性から離れ、安心して自分の感情を感じ、自由に表現できるような安心・安全な環境や関係性に身を置くと、脳(心)は回復の動きを始めるからです。
上下の関係や、支配・押しつけのない安心・安全な環境や関係性に身を置くということがとても大切なのです。
安心・安全な環境や関係性が確保されなければ、否認や抑圧、または*解離といった無意識レベルでの防衛機制が発動してしまうことがあります。
防衛機制が発動している間は、感情が解放されることはなくなります。
*解離…強いストレスを受け、物理的に逃げ出すことができない時に、自分という意識が分離して、もうひとりの自分(別人格)をつくり出すことで、苦痛に耐えようとする心の防衛反応。
しかし、安心・安全な環境や関係性が確保され、そして脳(心)が安全を感知すると、感情への否認が解け、今まで閉じ込めてきた負の感情を解放し始めます。
閉じ込めてきた感情の量にもよりますが、その分の感情が解放されていくことになります。
今まで見ないように感じないように閉じ込めてきた負の感情に触れていくわけですから、解放している期間は症状が悪化したように感じてしまうこともあります。
これを、ヒーリング・クライシスと言います。
(詳しくは2017-06-28の記事、『ヒーリング・クライシス』をご参照下さい)
敏感性が極めて高い人には、さらなる安心・安全な環境のグレードアップが必要
敏感性の高いHSC・HSPの中でも、*敏感性が極めて高いHSC・HSPでは、安心・安全な環境や関係性の必要が家庭環境だけでは留まらず、家の外の社会にまで及ぶ場合があります。
このようなケースでは、自分の気質と合わない・安心安全でないと感じられる目の前の環境や関係性に対して、過剰に敏感(過敏)になって、ストレス反応(過度に緊張してしまう、落ち着きがなくなる、動悸や窒息感などの症状が出るなど)が起きやすい傾向が見られます。
これは、一旦トラウマを抱えた脳は警戒心が強くなっていますので、例えば、過去のストレスやトラウマに関連した場所・人・場面など、不安を呼び起こすような状況や環境などに対して、その過敏性による反応が重なっていることが十分に考えられますが、一方で、その子・人の独自性が阻まれることを嫌がるほどの「個性」の強さを意味することだとする別の視点から見た場合、持って生まれた気質の回復、失われてきた個性の奪還というべき現象とも考えられるのです。
*敏感性が極めて高いHSC・HSPとは
なお、HSPの敏感度の指標として参考になるのではないかと思うのが、デンマークの心理療法士であるイルセ・サンさんの著書『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の中のP2-5に記載されている『HSPチェックリスト』のグループAです。
あくまでも私の直感ですが、このグループAの点数の合計が100点を超える方は、敏感性が極めて高いに該当すると思われます。
ただしこの点数は、その日の気分によっても変わりますし、HSPに対する理解が深まるほど、HSPを肯定的に受け止めるほど、UPすると思います。例えば、初回は80点台だったとしても、HSPについての理解が深まることで、のちに施行した点数が100点を超える、ということは、十分にあり得ます。
敏感性が低いか、それほど高くない人の場合だと、社会に対して、ある程度自分を目の前の環境や関係性に合わせること、つまり自分自身を変えるというコントロールを行うことができるのに対して、敏感性がより高いHSC・HSPほど、それは「個性」の強さでもありますので、その人の独自性を保持しようとする力が大きくなり、目の前の環境や関係性に合わせることに“抵抗”が起こりやすくなります。
“抵抗”が起こりやすくなるというのは、生きづらさを意味するのです。
心が社会性を求めていない
というのは、自覚の有無は別として、結構な割合のHSC・HSPが、「社会性」を示すような、集団や組織をつくり他人と関わって生活しようとする本能的性質・傾向を持つ人間ではなく、安心できる特定の人との関係において、共感や共有を重視するといったより深い親密性や温かい心の交流を求め、その関係性の中から存在意義を見出そうとする、本能的性質・傾向を持つ人間だと考えるからです。
つまりこのような人は、 心が(集団や組織をつくり他人と関わって生活しようとする本能的性質・傾向を持つ)社会性を求めていないということを意味します。
そのため、自分の気質(身の丈)に合った、より安心安全な環境や関係性の選択を求められるのです。
もうひとつは、より安心安全と感じられる環境や関係性を確保することで、閉じ込めてきた負の感情の解放を加速したいということを、心が求めることもあります。
この、より安心安全な環境や関係性とは、実は何も特別なことでなく、幼い頃から本来心が求めていた環境や関係性なのです。
多数派の人たちの中に生きる少数派のHSC・HSP
多くの学校は、多数派の占める外向型の子どもたち向けにつくられ、社会も多数派の人の在り方を基準につくられています。
社会性や外向性を重視する環境や、敏感さによる反応が受け入れられにくい環境では、敏感で繊細な感受性という気質を持ち、内的生活に価値を置く多くのHSC・HSPにとって、環境と気質が相容れず、少数派のHSC・HSPはさまざまな不利を強いられるため、生きづらさや不適応を抱えやすいのです。
しかし実際には、「ご自身がHSC・HSPであることに気づかずに、生きづらさを抱えている、気づいていても今置かれている環境や世界から抜けられないで苦しんでいる子どもさんや大人の方々がかなりの割合でいらっしゃる」ということです。
つまり、HSC・HSPの人たちは、自分の気質を知らないまま、あるいは、知ったとしても、自分の気質が尊重されないまま、社会性や外向性を理想とする多数派の人たちの価値観に合わせながらその世界の中で生きることで、生きづらさを抱え、さらにその中で「*愛着の傷」や「トラウマ」を負い、生きづらさを強めていると私は考えているのです。
*例えば、母子の分離不安が高まっている時期に、人手に預けられたこと、園に行かなければならなかったことなど、自分の気持ちや意志とは関係なしに、無理やり母親から引き離された時の体験などが傷となって残り、見捨てられることに対する不安の強い不安定な愛着パターンやスタイルとなって尾を引いている、など。
内向的
HSC・HSPの大半は内向的と言われており、内向的な人というのは、刺激の強すぎない環境を好む性質であり、内面の世界に意識が向いていて、自分の感じ方を大切にする人で、個人的には、その多くがご自身の家庭に幸せ感や価値を求めているものがあるように感じています。
つまりそれは、家庭に『安心の基地』を強く求めているということです。
あまり意識されることはないのですが、ここで注目したいことは、多くの人たちが、社会を基準としていて、社会性を身につけることを当然として考えているということです。そして、「社会という常識の枠」の中で無意識に生きています。
しかし、ある種の人にとっては、「社会という常識の枠」は厄介で、「社会という常識の枠」からはみ出すことは、意識的、無意識的にも、自身を脅かすものとなっているのです。
例えば、「人並みにしておかないといけない」とか「人に遅れをとってはいけない」とか「社会から落ちこぼれては生きていけない」とか、
人というのは、世間様のことで、つまり社会を意味します。
このような考えに縛られ、「社会という常識の枠」に押し込まれていると、徐々に主体性が失われていくことにもなりかねません。
また、集団から離れたり、組織に属していないと、心が不安定になりやすかったりもします。
自分の気質を知るということ
自分の気質について、はっきりと知ることから始めましょう。
自分の気質に目の前の環境や関係性が合ってないから、生きづらさやそのほかにも、人前や対人関係での緊張などを抱えていないか、向き合ってみましょう。
(私は、この生きづらさのみならず、人前や対人関係での緊張も、目の前の環境や関係性に対して、合っていないということを示している心の正直な反応だと考えるのです)
そして、ご自身や子どもさんが敏感性が極めて高く、集団や組織に合わないタイプだとわかったら、時間をかけて目の前の環境や関係性から、離れる方法を考えてみましょう。
教育や職業に関しても、学校や組織にこだわることなく、持って生まれた資質や個性が開花できるような、その子・人の身の丈(気質)に合った方法や環境・関係性を選択していきましょう。
少数派なりのコミュニティーをつくることで幸福度が高められる
ただし、集団や組織から離れ、自身や子どもさんの気質に合った環境や関係性を選択されている、少数派の方々や少数派の子どもさんを持つ親御さんでは、周りを意識し過ぎると、「社会の常識を無視した生き方」や「世間から外れた生き方」のように感じられ、劣等感や無力感に苛まれやすい傾向にあります。
ですから、少数派なりの同じ価値観を持つ者同士でコミュニティーをつくって、少数派だけれど、自分の生き方や感じ方が肯定されるような安心できる人たちとの関係において、共感や共有を重視するといったより深い親密性や温かい心の交流を高めていくことが、HSC・HSPにとっての幸福度に直結するという意味でとても重要なことなのです。
AC(アダルト・チルドレン)概念の第一人者で臨床心理士の信田さよ子さんは、著書『愛情という名の支配』(新潮社)の中で、少数派が仲間をつくることの重要性について次のように述べられています。
一貫しているのは、日本の社会は、建前は民主主義だし、個性尊重だし、主体性や自立を重んじていますが、日常の実際の生活は逆で、個性を出したらたたかれるし、自立したら引き戻される、自分らしく生きようとすると社会から排斥される、そういう社会なのです。
集団でうまくいかない人がいると、「あの人、常識ないわね」ということになりがちです。この場合の常識は、そのような社会を守るようにはたらいているのです。姿なき他人の目が常識であり、その目を無視することは、とても勇気がいります。でも、「私」を出すことが自分に必要と思ったら、勇気を出しましょう。目立つことは、日本ではとても勇気がいることなのです。それを支えてくれる友人を持つことで、その勇気の崩れることが防げるでしょう。
(中略)
1人で「私はこんな常識無視しよーっと」などと言うことは、ドンキホーテが風車に向かっていくようなもので、吹き飛ばされるに決まっています。そういう時は、同じような状況にあって、同じような考え方を持っていて、「あなたは、ちっとも変じゃないのよ」と言ってくれるカウンセラーや人とつながりを持って、勇気づけれれることが必要です。常識の方が多数派で、それを無視する方は少数派に決まっています。ですから少数派は仲間をつくらなければつぶされてしまうのです。
「類は友を呼ぶ」と言いますが、2~3人でもいいでしょう。「みんなが」「世間が」と言っても、私たちが経験する多数派は、せいぜい20人前後です。恐れることはありません。
(『愛情という名の支配』 信田さよ子著 / 新潮社 P183-186より引用)
HSC・HSPの人たちが持つ才能や能力を発揮させるための職業とは
具体的には、HSC・HSPの人たちは内面の世界に意識が向いていて、鋭い感性と想像性に優れているため、クリエイティブ(創造的)な仕事に向いています。
例えば、作家、画家、漫画家、カメラマン、写真家、音楽家、デザイナー、インターネットを介した創作的活動や販売などです。
なおHSC・HSPは、人の気持ちに寄り添ったり、その場の空気を読み取ったりするなど、思いやりや共感力・直感力に優れていて、繊細で細かい気配りができるという長所があるため、接客などのサービス業や医療・介護職、心理カウンセラーなどの職種で能力が発揮されるのは確かです。
しかしHSC・HSPの場合、1対1や1対2~3人と、少数の人との関わりならまだ良いのですが、相対する人の数が多くなるほど、HSC・HSPの持つ力が発揮されにくくなることや、疲労度が増していくということが懸念されます。
また、医療・介護職や心理職など、相手との距離が物理的にも心理的にも近くなりやすいものは、自分を守るためのシールドをつくるなど、自分と他者の間の境界線をしっかりとしたものにしておかないと、非常に消耗します。
なぜならHSC・HSPは、自分と他人を区別する境界の壁が薄いことが多いため、相手の負のエネルギーや負の感情の影響を受けてしまうことがあるからです。
その意味でこれらの職種を選択される場合は、慎重に臨まれる必要があるように感じられます。
さいごに
「学校や会社に行かなくてもちゃんと将来はある」
「あなたは今いる環境よりももっと、持って生まれた才能を開花させることができる別の選択肢を選んだ方が良い」
目の前の環境や関係性の中で生きづらさや苦しみを抱えている方や子どもさんにとって、このように語ってくれる人の存在が必要なのと、
「自分は大丈夫」「これから何とかなる」と思うことができる、『安心の基地』を構築する、または構築してあげる、ということがとても大切なのです。
参考文献(出版年度順)
『ひといちばい敏感な子』エレイン・N・アーロン/著(1万年堂出版)2015
『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち』 イルセ・サン/著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)2016
『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』長沼睦雄/著(永岡書店)2017
『過敏で傷つきやすい人たち 』岡田尊司/著(幻冬舎新書)2017